福地
古生代ペルム紀、石炭紀、デボン紀、(シルル紀、オルドビス紀)
岐阜県吉城郡上宝村


憧れの地、福地です。
飛騨外縁帯に属し、日本最古の化石(オルドビス紀の貝形類)が確認された場所です。
有名な一ノ谷は福地の町を流れる高原川の支流のオゾブ川のさらに支流に当たりま
す。一ノ谷は国の天然記念物に指定されており、当然採集禁止の場所です。
今回(1998年7月)はオゾブ川を遡って一ノ谷の入り口までの主に河原での採集です。

河原からの採集は地層からの物と違って、化石の地質年代を特定するのが難しくなり
ます。特に福地は古生代の全て(もちろんカンブリア紀を除いて)揃っているので大変
です。

福地には
吉城層−−−−中〜上部オルドビス系 (貝形類)
シルル系−−−シルル系 (確定されていなく、模式地は有りません)
福地層群−−−下部〜中部デボン系 (三葉虫、サンゴ、層孔虫、腕足類など)
一ノ谷層群−−石炭系 (サンゴ、フズリナなど)
水屋ヶ谷層群−ペルム系 (ウミユリ、フズリナなど)
などの地層があり、それぞれが断層などで複雑に分布しています。

また愛好家おなじみの「ひだ自然館」が有る場所でもあります。
グラビカリメネ・ヤマコシイで有名な山腰悟館長にもお会いできてお話が出来ました。
「ひだ自然館」では本で見たそのままの化石達が展示してあり、「おぉ!」「わぁ!」
「これ!これ!」と感嘆符の連続でした。
185 186 188 189 190
腕足類 三葉虫 四射サンゴ 床板サンゴ 層孔虫
191 192 193 197 198
腕足類 フズリナ 四射サンゴ 四射サンゴ 筆石

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