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腕足類
リンコネラ
古生代デボン紀
岐阜県吉城郡上宝村
横13mm
腕足類の横断面です。
内部が白く結晶化しているのは
埋没した後空洞部分が充填され
たためだと思います。
腕骨の跡らしき物も見えています。
腕足類は前後の殻の形と大きさ
が違いますが、これはその特徴
を良く表しています。殻の表面の
模様が断面となって見えています。
上の斑点模様はケニテスで、細い
枝状群体の床板サンゴです。
もしかしたら、この腕足はケニテス
に寄生していたのでしょうか?
であれば、現地性を示す貴重な
標本になります。