シルル紀の化石
シルル紀の化石は微化石を除くと現在日本で一番古い時代の化石です。 この時代の化石が採集できる場所も限られています。 岩手県大船渡市、岐阜県吉城郡上宝村、福井県大野郡和泉村、高知県 高岡郡、愛媛県東宇和郡、宮崎県西臼杵郡 等です。 上記の場所でも、極限られた一部の地点でしか産出しない大変貴重な 時代です。 日本のシルル紀の地層は最初に宮崎県の祇園山で研究されたこともあり 西南日本付加帯(外帯)については、祇園山相当層と言うことでG1〜G4 という区分で呼ばれることが多いようです。 その区分を使うと、西日本ではG2とG3層に当たる地層から化石が産出し ます。 G2 ランドベリー世〜ウェンロック世 祇園山、横倉山 G3 ラドロウ世 祇園山、横倉山 G4 プラドリー世 上宝村、白馬洞 上宝村は内帯に属しますが、G4相当層と言うことでこの様に分類されて います。 |