成羽
成羽層群(三畳紀)
岡山県川上郡成羽町
有名な成羽層群の化石です。 成羽町には南部に位置する上日名、日名畑地区と、北部の枝地区とに化石産地が分かれています。 北部の地頭層、南部の日名畑層、最下部層の最上山層を併せて成羽層群と呼び、地頭層からは有名なエントモノチスや植物、日名畑層からは植物の化石を多く産出します。 日名畑層には見事な砂岩泥岩の互層が至る所に見られますが、遠慮なく採集できそうな場所を見つけるのに苦労しました。 時間も押し迫り、しかも小雨が降り出す中で適当な石を持ち帰ってからクリーニングした物です。 どれも完全体ではありませんが、有名な産地らしくいろんな種類の植物化石が見つかりました。 1ヶ月後、枝地区の地頭層にエントモノチスを採集すべく行って来ました。おびただしい数の化石に出会い驚きました 約60個のブロックを持ち帰り、1ヶ月かかってほぼクリーニングが完了しました。 広義に「エントモノチス」と呼んでいますが、かなり種類が存在するようです。 |