淡路島の和泉層群
中生代白亜紀(後期)
淡路島南部の南淡町、西淡町にかけて和泉層群と言う中生代後期の白亜紀(1億3500万年〜6500万年前)の最後期に当たる地層が分布しています。 和泉層群は中央構造線の北側に沿って、西は愛媛県松山市から東は大阪府和泉市、岸和田市まで約300キロメートルにも及ぶ地層群です。 この地層にはアンモナイトやウニの化石や生物の生痕化石(サンドパイプなど)が多く産出することで有名で、昔から多くの研究がされています。 特に世界中にここにしか存在しない珍しいアンモナイトも見つかっています。 しかし現在では採集し尽くされ、また護岸工事などで露頭が少なくなり採集はかなり困難になってきています。 でもまだ有るはず!と果敢に採集に挑戦しています。 2度目の挑戦の時、私は崖から転落して左肘のとう骨を剥離骨折してしまいました・・・ 皆さんも呉々も気を付けましょう。 私たちが巡検している産地は淡路島内に6カ所ほど有ります。 それぞれの産地から産出した化石達を紹介します。 |