物部川流域
物部川層群(中生代白亜紀)
高知県加美郡香北町・加美郡物部村


高知市の東隣り、南国市より東に流れる物部川流域には多くの白亜紀の化石産地が
あります。
今回私たちは横倉山、佐川巡検の帰り道に立ち寄りました。
詳しい資料など殆ど無く(いつもの事ですが・・・ただ佐川地質館で産出する化石と石の
種類だけ確認できたのが幸いでしょうか?)、地質の模式図と地形図を頼りに永瀬ダム
周辺だけに照準を合わせて探ってみました。
物部川層群には下部層から、領石層、物部層、柚ノ木層、日々原層の順で白亜紀前期
の地層が有ります。
今回は初めての地層なので谷の入り口から順番に確認しながら北に遡っていきました。
道路もまずまず整備されており、路頭が見つかる度に車を止めての巡検です。
佐川地質館にはこの周辺から出た物と思われる50cm近くのアンモナイトが展示されて
いたので自ずと気合いも入るものです。もしあんなのが採れたらどうやって持って帰ろう
か?と真剣に息子と相談したり・・・
結果から申しますと、化石が採集できたのは物部層からだけでした。他の地層からも出
るそうですが、今回は採集できませんでした。
物部川の支流、日々原川に「轟の滝」という見事な滝があります。なにやら日本の滝百
選にも選ばれているとか?
滝壺近くの河原に貝化石の密集層が有るらしく、滝見にも化石採集にも良い場所です。



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巻き貝 二枚貝 巻き貝 二枚貝 巻き貝

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