左ブナ、右オオバメギ
新生代古第三紀漸新世
兵庫県神戸市須磨区
右の化石葉の長さ4cm
2種類の葉が全くでたらめな方向を向いています。
神戸層の化石は堆積のしかたが2種類あります。
一つはこの様にでたらめに入っている物。 もう一
つは層状に入っている物です。
古神戸湖の周辺で大規模な火山の噴火があり、
大量の火山灰が降り積もりました。 雨が降り落ち
葉が湖に運ばれ堆積しますが、このとき乾いたまま
の状態で一気に堆積した物は、葉が丸まったまま
で堆積しました。 比較的ゆっくり水の中で堆積し
た物は、水分を吸って元通り広がった状態で層状に
堆積し化石になった物と想像されています。
右の葉の長さ4cm